宿便の解消法

日常生活での改善

 

宿便のない便秘知らずの快腸生活をしようと思えば、日頃の排便リズムが重要なポイントになります。

 

人間の生活リズムや体のサイクルを考慮すると、朝の排便習慣をつけることが最も理想的なようです。 そのために夜の過ごし方の影響が大きいのは当然です。

 

便秘がちだという人の中には、夜型の生活を送っていたり、食事時間が不規則だったりする人がかなりいると思います。腸は自律神経など神経系統に強く影響される臓器ですから、夜ふかしなどによる睡眠不足は、神経の負担を増加させ、その働きを悪くしてしまいます。食べた物が便になるまでの時間は基本的にほぼ決まっているので、食事時間が不規則だと、当然便意を感じる時間もバラバラになってしまうので、排便リズムを掴むということはできないはずです。

 

もちろん仕事の都合などもあるので困難な場合もあると思いますが、便秘や宿便の解消のためには、食事はできるだけ同じ時間帯に摂り、就寝や起床時間も規則的にする努力が必要です。

 

そして、最も排便リズムをつけやすい朝に、気持ちのいい便意がくるにするのが理想的ですから、夜9時以降は何も食べないようにしてください。

 

これで胃腸の中を食べ物がスムーズに流れるようになります。こうしてサイクルがうまく回り始めれば、その時間帯になると自然とトイレに行きたくなるようになります。

 

又、便意を我慢するのは止めましょう。せっかく朝に排便リズムをつくる努力をしても、トイレでゆっくりする時間が無い程慌しくしていては、便秘の解消は難しくなります。トイレで10分~15分は過ごせるくらいの余裕を是非つくってください。